多肉植物の育て方 ~初心者編~

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多肉植物をお迎えしたけど、どのように育てたらよいのか悩んでいませんか?初めての梅雨、初めての夏、初めての冬、土はどんな土を使ったらいいのか・・・そしてみなさんが一番不安ないつ水をどれだけあげたらいいのか?だと思います。

そんな方々に、自宅の庭で多肉植物を約900種類以上管理育てている私が、ハウスでの育て方ではなく自宅の庭での管理方法を解説していきます。

春と秋の成長期は鉢の下から水がジャージャー出るまで水をあげてください。その後の置き場所は、早く土が乾く環境(風がよく通り、日がよく当たる場所)に鉢を置いてください。

夏は焼けない場所で管理し、水は死なない程度にあげる。

冬は凍死しない場所で管理し、水は死なない程度にあげる。

詳しく説明していきますね =3=3

多肉植物の置き場所

基本的に多肉植物の管理場所は屋外です。

そして一番よい置き場所は、太陽のひかりが長時間よく当たり、風が良く通る屋外です。

春、秋

春、秋は多肉植物の成長期にあたります。たくさん光をあびて栄養(肥料や水等)を1年の中でよく吸収して成長してくれる時期です。

私は春、秋には棚からほとんど苗を出して、雨ざらし太陽浴びまくり(笑)で管理しています。少しなにかあっても成長期だから大丈夫!とあまり考えないようにしています。気になる方は雨ざらしは避けて軒下や車庫の下などに置いて、長時間雨にあたる事を避けると苗へのダメージが減ります。

梅雨時期

多肉植物は高温多湿な場所が苦手なため、梅雨時期に体調が悪くなる苗が多くなりがちです。

置き場所は長時間雨にあたらない場所が良いです。軒下、車庫の下、棚の中、そんな場所がないなら長雨にあたらない場所を作る事ををおすすめします。

ホームセンターでなどで購入できるビニールもしくは透明なゴミ袋を加工して、使用してもいいですね。ビニールは多肉植物の上に直接置くのではなく、支柱など使って風は通るようにしてください。透明なビニールを使う理由は、曇りや雨でも日中の明るさが苗に少しでも届いてほしいからです。

雨にあたってはいけないのではなく、ずっと雨にあたりっぱなしがよくないのでそこは忘れないでください。

梅雨時期でも晴れる日があり直射日光に当てたい気持ちはわかりますが、毎日曇った日々を過ごしてきた多肉植物にとって直射日光はとてもまぶしく耐えられないかもしれません。

直射日光に長時間あたらない明るい場所で、風がよくとおる場所に置いて下さい。

建物の北側に置くか、棚に置くか、遮光シートをかけることをおすすめします。

太陽のひかりを長時間あたっていると、人間と一緒で葉焼け(日焼け)をしてしまいます。こうなってしまうと焼けた葉はもとに戻りません。もとには戻りませんが、死んでいるわけではなく、時が経てば真ん中から新しい葉が出てきて焼けた葉はいずれ外葉になります。外葉になり自然に枯れるのを待つか、葉挿しにしてください。

太陽のひかりがよく当たる場所で苗が凍らず、霜、雪にあたらない場所に置いて下さい。

直接霜や雪があたらないようにビニールやカバーをかけたり、夜は毛布や新聞で保温したり、玄関の中に入れてもいいですね。

冬に弱い品種(クラッスラ属やカランコエ属など)や種類(春萌、ペンタンドラムなど)は、特に注意(保温)が必要です。

水やりの基本

多肉植物をそだててる中で皆さんが一番迷われる水やりですが、水やりの基本は、下から水がジャージャーでるまであげて下さい。

多肉植物は葉に水分を溜めているので、水やりは霧吹きでする、水はあげなくてもいいという方がいますが、それは間違いです!!根っこから栄養や水分を吸収するので、根っこに水分がないといずれ枯れてしまいます。

霧吹きでは根っこまで水が届かないので、多肉植物が枯れてしまいます。

根っこから水分や栄養を得ていますが、下(外)葉からも栄養を取っています。苗の中心の葉が一番新しく下(外)葉の古い葉が一番古いのですが、一番古い葉からも苗は水分や栄養をとって葉は枯れていきます。

水のやり方

水やりのやり方は大きく分けると

①上からシャワーでかける方法

②苗には水をかけない方法

③底面給水方法

3パターンのやり方があります。

①上からシャワーでかける方法

ジョーロやホースなどで水やりをするやり方です。

水やり後に多肉植物のロゼットの上(葉と葉の間)に水たまりができやすく、その水がレンズの役割をしてしまうことがあります。ブロアーなどで水を飛ばしたほうがいいですが、自然にまかせてやらない事もあります。風が吹いている時や、水やり後に風が吹く予報の時に水やりしたいですね。

上から水やりすると、暑くなると出てくる”ダニ”予防になったり、暑い日の夕方に暑くなった苗の温度を下げる効果があります。

②苗には水をかけない方法

ロゼットに水をためたくない方向けです。

苗の上からではなく、土の部分から水をあげます。

鉢の数が少ないとできますが、多くなってくると途中で心が折れそうですね💦

③底面給水方法

高さがあるトレーやおけに水を張りその中に鉢ごと入れるやり方です。

入れておけばそのうち水が鉢全体にいきわたります。シャワーだと全部の鉢に同じように水がかかっていなかったという事もありますが、底面給水はみんな同じように水を与えられます。

液体肥料も一緒入れて底面給水やるといいですよ。

日々のお世話

置き場所も決めて、水やりをした。次は日々のお世話を説明します。

苗の状態を確認しましょう

①苗を見て元気そうか見ましょう。

➡元気ではなさそうなら、土から苗を抜いて根っこや茎を見てみましょう。

②葉がボロボロと落ちないか確認しましょう。

➡落ちてきたら、茎が黒くなっていませんか?黒い部分を取り除きましょう。

③茎や葉が黒くなっていないか確認しましょう。

➡黒い茎がなくなるまで切りましょう。葉の付け根が黒くなっていたらその葉は捨てましょう。

枯れ葉とり

枯れ葉があると風通しが悪くなったり、カビの原因になります。

冬は保温にもなるからと、取らないという考え方もあります。

枯れ葉を取る時にあったほうがいいのがピンセットです。

薬の補充

アブラムシなどの害虫を殺すことができる薬を土の上に置くか、植え替えの時に土に混ぜておきましょう。

容量や使用方法は商品の説明書通りにして下さい。

今私はアクタラを使用していますが、以前はオルトランDXを使用していました。

なぜ変えたかと言うと、同じ薬を使い使い続けると虫が耐性をもち効かなくなるからです。

オルトランDXはホームセンタでもよく見かけます。

肥料の補充(必ずしも必要ではありません)

春や秋の成長期の植え替えの時などに、肥料の補充をしましょう。

肥料は成長の促進を促してくれますが、肥料をあげなくてもちゃんと成長してくれますよ!

まとめ

置き場所、水やり、枯れ葉取り、肥料など説明しましたが、すべて私がおこなっている屋外管理方法です。

特に梅雨から夏の管理が難しく、ジュレたり枯れたりしていなくなる多肉が非常に多くなる時期です。はじめはお安い苗で管理方法を覚えた方がいいと思います。

まずは1年を通してやるべきことを把握して、春夏秋冬いろいろな顔をみせてくれる多肉植物を楽しみましょう。

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